音楽講師こそ自分のための音楽の時間を
- 花井 和子
- 2022年12月30日
- 読了時間: 2分
2022年がもうすぐ終わります。
今年は、長年の疑問の答えが見つけることができました。
音楽教室を開業して22年目に入り、長年たくさんの生徒さん達と楽しくレッスンをしてこれたと思って居ます。
でも、好きな音楽を仕事にできているのに、私は心も体も病んで何年も治療を続けています。どうして、恵まれている人生のはずなのに病んでしまうのだろう・・・
これは、私の長年の悩みでした。
6月に入った頃、ある人の勧めでインスタLIVE配信にチャレンジする機会をもらいました。

どうせ私の配信なんて誰も見るわけない、と思って何となく、ギターを弾きながら歌ってみました。すると思いがけず見てくれる人が複数人いて、とても喜んでもらえたのです!
声にコンプレックスがあった私は、長年、人前で歌うことを封印してきました。
それなのに、知らない人たちが、私の弾き語りを喜んで聞いてくれたのです。
すごく驚いて、そしてすごく嬉しかった!
生徒のためのレッスンをしている時とは違う喜びを感じました。
「私も歌って良いんだ・・・」
それから、なるべく金曜日の夜には、一人で弾き語りとトークのLIVEをやるようになりました。仕事ではなく、自分が歌いたい曲を選んで、弾きながら歌う・・・それがこんなに楽しくて満たされることだと、初めて気づくことができました。それ以来、どの楽器を弾くことも、以前よりずっと楽しく感じるようになりました。
音楽を仕事にしているからこそ、自分のための音楽の時間をとることを、怠ってはいけなかったことに気づくことができたのです。
それは、生徒さん達に、心から「音楽は楽しい、音楽は素晴らしい」と伝えることができるために、一番しなければいけないことでもあったと思います。
このことに気づくことができて、音楽の恩恵をちゃんと受け止められるようになり、自分らしく居られるようになり、以前よりも体調も落ち着いて笑顔の日が増えたと感じています。
音楽は、自分の心のためにこそ演奏するものだ、それは講師であっても同じこと・・・むしろ音楽講師であるからこそ、大切な初心を忘れないように進んで行きたい、そう思います。
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